明日の演奏会に向けて改めて思うこと。

メリークリスマス!こんにちは!

いつも団のために広報活動をたくさん頑張ってくれているバイオリンのはまだからバトンをもらいました、オーボエパートのななみんです。
管の同期からはゴリラ呼ばわりされますが自覚はありません🦍

私はオーケストラが大好きです。いやいや、わざわざサークルに入っているんだから当たり前でしょうと思われるかもしれませんが。

でも、この「好きだ」っていう気持ちって結構見失っちゃうことも多いんです。
それは、好きだという気持ちだけではどうにもならないことがたくさんあるから。
各々の「やりたい/やりたくない」や「できる/できない」が違ったり、大所帯を動かすために存在する様々な係の仕事の連携がうまくいかなかったり。そもそもそれぞれの生活の中でのサークルや楽器の優先順位が違ったりもします。

そんな中で大きな演奏会を年に2度行うことって、たかが大学生のサークルかもしれないけれど、すごくエネルギーが必要なことで、どうしても「好き」と「楽しい」だけでは乗り越えられないことも多く、気持ちに余裕がなくなると負の感情が駆け巡ることも少なくありません。

けれど、どれだけ苦しかったりムカついたり嫌なことがあっても、聴きに来てくださるお客さんから沢山の拍手をもらえるあの瞬間や、自分が「こう演奏したい」と思ったことが仲間と共有できた瞬間だったり、そのたった一瞬だけどそこでしか味わえない感情は何にも代え難いもので、だからやめられないし、「やっぱりオケが好きだ」ってなるんです。

そしてオーケストラは1人で何もかも背負って頑張ろうとしたり、自分だけがおいしい思いをしようとしたりしても全く上手くいきません。
一緒に演奏をする仲間がどんな想いで演奏しているのか、どう演奏したいと思っているのか、意見を出し合ったり感じ取ったりして尊重しあえば、自分が持っている力以上の実力が発揮できると思うんです。それは1人では経験できないことだし、アンサンブルの面白さだと思います。
だから、もし楽器を演奏することが少し好きになれなかったり、辛い時があったとしても、周りにいる仲間が好きだから頑張ってみようと思えるのならそれでもいいんじゃないかなって。

めちゃめちゃえらそうなこと言ってきたし上手くまとまってはいませんが、私が思うのは、
「好き」だけでは成り立たないかもしれないけど、でも、「好き」が持つパワーは偉大だし、どんなことに対してでもいいから、早稲フィルの中に見出したそれぞれの思う「好き」のパワーが最大限に発揮できる演奏を明日の演奏会では届けられたらいいなってことです。

明日は私も、一緒に楽しいことも苦しいこともたくさん経験して乗り越えてきた大好きな仲間たちと、大好きな音楽を全力で楽しみたいと思います!

18時開場、18時30分開演。文京シビックホールにて団員一同お待ちしています!!!!!!

 

以下公演詳細です。
【早稲田大学フィルハーモニー管絃楽団
第81回定期演奏会~40周年記念演奏会〜】
2019年12月26日(木)
18:00開場 / 18:30開演
@文京シビックホール大ホール
指揮:松岡究
♪サン=サーンス/死の舞踏
♪チャイコフスキー/組曲「くるみ割り人形」
♪ラフマニノフ/交響曲第2番
全席自由

次は、我らがコンマス、にっしーにバトンを渡します!