巣篭もり中でも「音」を「楽」しむ

前回・前々回の特別記事を挟み、包容力ガールみけからバトンをもらいました、Vaのきはるんです🌸

残念ながら春定が中止となり、気落ちしている団員・お客様も少なくないと思います。さっちーが書いていたように、私もついこの前まで本番がなくなった実感がありませんでした。でも、19日にEテレの「クラシック音楽館」でブラームスの交響曲第2番の1楽章が放送されたのを見て、唇を噛みました。

私たちが春定で演奏するはずだった曲です。

その温かく優しいメロディーを聴きながら、じわじわ実感が湧いてきました。

とはいえ、ずっと暗い気持ちでいるわけにはいきません。こういう時こそ楽しいことを考えなきゃですね!

というわけで、今回の記事では巣篭もり中に読んで面白かったオーケストラに関する本を1冊紹介します。オーボエ奏者の茂木大輔氏の著書『決定版 オーケストラ楽器別人間学』中公文庫(中央公論新社、2018)です。

この本は、オケ奏者の目線から楽器と性格の関係を分析したものです。決定版だと表紙が某アメリカ大統領になっていますが、難しい政治の話ではないのでご安心を。各楽器の特徴から奏者の性格・エピソードまで、気軽に読めるようになっています。

中でも面白かったのは、有名人に似合いそうな楽器について紹介している箇所です。私はヴィオラ弾きなので、「ヴィオラ奏者っぽい」として名前が挙げられている芸能人の方々を一部抜粋させていただきます。(五十音順、敬称略)

阿部寛

蛭子能収

西田敏行

ブルゾンちえみ

真矢みき

向井理

山口百恵

なんと豪華な…これを読んだ人はもうヴィオラを弾くしかありませんよ!!この方々の弾くチャイコのロメジュリとか聴いてみたいです🤤真矢みきさんの弦楽四重奏「アメリカ」とか絶対カッコイイだろうなあ✨

もちろん、他の楽器にも豪華な有名人の名が挙げられているので、「この人〇〇っぽい〜!」と共感したり、「いやこの人にはこの楽器でしょ」とツッコミを入れたりしながら読んでも楽しいと思います。芸能人だけではなくて身の回りの人や漫画のキャラクターに当てはめた妄想オーケストラについて、知り合いと議論を戦わせるのも一興かもしれませんね。

著者が管楽器奏者だからか管楽器の特徴についての話が多く、フィルに入るまで「乗り番」や「代吹き」についてもよく知らなかった私にはとても勉強になりました。

自主練に使っていた学館がコロナのため封鎖され、人によっては音出しもままならぬ状況ですが、今はとにかく家にいましょう。普段聞かないジャンルの曲を聞くも良し、楽譜を読み込むも良し、元気になれるフレーズを口ずさむも良し。妄想オケを作るも良し…笑

家での音楽の楽しみ方といっても人それぞれ。自分らしいやり方で日々を乗り越えられたらと思っています。皆様の健康と、一刻も早い事態の収束をお祈りしています。

最後に、次回演奏会と新歓アカウントについて宣伝させてください!

【早稲田大学フィルハーモニー管絃楽団 第83回定期演奏会】

2020年12月24日(木) 夜公演

@ティアラこうとう 大ホール

指揮:松岡究

チャイコフスキー / 交響曲第6番「悲愴」 他

※詳しい情報は決まり次第、早稲フィル各SNSでお知らせ致します。

※未就学のお子様のご入場はご遠慮いただいております。

当団HP:http://www.wasephil.com/

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パートによっては2年生以上の募集もあります!

また、パート専用のアカウントを作っているパートもあるので、詳しく知りたい方はぜひチェックしてください😉

次は、勉強も練習も一所懸命な頑張り屋さん、バイオリンのあやぴーにバトンタッチします🎻