音を伝える。そして打楽器。

皆さん〜こんにちは!
2ndのばるからバトンを受け取りました、
44期打楽器の耀(ひかる)です‼️

自分の名前の漢字があまりにも難しく、
ひかると打っても出てこないので、初めて会った方からのメールはほとんど違う字で送られてきます…(輝,燿など)。
“よう”と打てば出るので今後、私と関わることになった場合は是非お試しください。

さて、このコロナ禍で多くの方が過酷な状況下にあると思います。音楽を奏でる演奏者というのは実際に医療を行えるわけでもなく、政治による方針を決めることもできません。
では、音楽を奏でることで何ができるのでしょうか。

“私たちは、音楽を通して今の自分たちの気持ちを世界に訴えることができる”

私はそう考えます。

音楽で気持ちを伝える。

これは、音楽をやる上で1番根本的なもので大切なことだと感じます。感情のこもった演奏というのは他の演奏と感じるものが全く違います。

昨年11月に私はウィーンフィルハーモニー管弦楽団のチャイコフスキー6番「悲愴」の演奏を生で聴かせていただきました。
ウィーンフィルは新型コロナウイルスによる被害を被っている人々に対して、そして、多くの音楽家が活動できない中で“希望”の演奏となるように音楽を奏で、曲が終わると同時に会場にいた皆様と一緒に黙祷を捧げました。
あのメッセージ性のこもった「悲愴」の4楽章には心を揺さぶられ、今でも脳裏に深く焼き付いています。

音楽で伝えることができるものとは何か。
それを心に留め、我々は演奏していきたいと考えています。

私たち早稲田フィルハーモニー管絃楽団の
春のプログラム、メイン曲は

ドヴォルザーク作曲
交響曲第9番「新世界より」

我々は今までと違う環境の中、
新しい世界になったこの今、
どのようなメッセージを世界に届けるのか。

是非、演奏を聴いて受け取っていただきたいと考えております。

書いていても見ていても非常に辛い内容となってしまいました。このままだと、次のバトンの人もこのブログの雰囲気を引きずってしまうかもしれませんので、ここで今の私の練習風景について余談としてお話しさせていただきたいと思います笑😊

私は打楽器パート所属で主にティンパニを
担当させていただいております。
「打楽器の人って練習どうやってるの??」このような質問を受けることもしばしば。。
マイ楽器でも持ってない限りは持ち帰ることも難しいですね…

なので、普通はパッドと呼ばれる小さな練習台をバチで叩くことが主流だと思います。

しかし!!
私はティンパニ大好き星人ですので、
パッドだけでは飽き足らず…
家ではソファと椅子2つを円形に並べ
ティンパニの如く、家で叩き暴れております。(ちゃんとパッドでも練習しようね僕)

ティンパニは音程のある太鼓、すなわち歌える太鼓なのです。リズム感はもちろん、ソルフェージュなどの能力も必要になってきます。オケをど真ん中の後ろで引っ張っていく。これがティンパニの醍醐味ですね!🥰

本当はもうちょっとこの場を借りて語りたい…すごい語りたい、語り尽くしたい……

けど、そろそろ現在の打楽器パートについても触れさせていただきます笑

現在、打楽器パートは1年生2人と2年生2人で活動しており、1年生の1人は大学から打楽器を始めた初心者です!つい先日もzoomで基礎練を行いました。お互いのフォームや叩き方、脱力、そして画面越しでは聞こえづらい音色についても耳を澄ませて、お互いの意見を交え練習を行いました。

打楽器だからリズムさえ叩けてればよい??

 

そんなわけないですよね。


リズムの中での音楽感を我々も作っていかなければなりません。一つ一つの音にそれぞれの音色やスピード感を与える。大事なことだと思います。

打楽器の奥深さを伝えることができるのは我々、打楽器奏者の役目です。

打楽器の奥深さ、面白さ、自分たちが持ちうる全てを演奏で表したいと思います。


長々と書いてしまいました笑
では、そろそろ次の人にバトンを渡したいと思います!

次のバトンは〜〜〜・・・・
(🥁ドゥルルルルルルルルルル〜〜〜)

 

(ジャン❗️)

クラリネットの広瀬くんです!!!
彼もオーケストラの沼に自ら浸かってる人かと思います。。楽しみですね…

それでは皆さん、ごきげんよう〜!!