演奏会の主役

こんにちは!

地元が近いのに一度も地元で出会したことのないバイオリンあやかからバトンを受け取りました、打楽器のろくろーです!🥁

6人兄弟の末っ子ではございません。笑

さて、我々早稲フィルは、先の12月28日(火)に、85回目の定期演奏会を無事終えることができました!👏👏コロナ禍の中で多くのお客さまに足を運んでいただいたことは、団員にとってこの上なく幸せなことです。本当にありがとうございます☺️

僕は、僭越ながら早稲フィルのインスペクター(簡単に言えば幹事長、団長のような役職です)を務めさせていただき、沢山の団員たちと関わりながら活動をしてきました。

今回は、インスペクターの視点で今までの活動を振り返っていきたいと思います。

僕は中学・高校生の5年間を吹奏楽部、大学に入って3年間はオーケストラで活動していますが、今のように楽団の先頭に立つのは初めてでした。😅

ほぼ手探りの状態でオーケストラを運営していたわけですが、インスペクターに就任したときから大切にしていたことが一つあります。

 

「心を一つに音楽を楽しむ。」

 

これを団員一人一人が実現できることです。

口で言うのは簡単ですし、仲間と音楽を楽しみたい方々なら誰もが望んでいることでしょう。

しかし、それを実現させるのは、多くの時間をかける必要があります。

なぜか?

心を一つにするには、仲間のことをよく知ることが不可欠だからです。出会って1秒で仲間のこと全てを知ることができたら、これほど楽なことはないですよね。

そして、楽器には、驚くほど奏者の気持ちが伝わります。仲間と寄り添わない演奏をすれば、それだけでオーケストラは台無しになってしまうのです。

とりわけ、この一年はコロナ禍で思うように活動ができませんでしたから、団員を知る機会も同じように減ってしまいます。そうした状況の中でも、僕も含めて、活動していく中で様々な人を知ることができたと思います。

同じパートの人、同じ学年の人、同じ係の人。どんな些細なことでも、仲間のことを知るだけで音楽も豊かになっていくのです。

このようにして、我々は手を取り合いながら活動を続け、第85回定期演奏会まで辿り着いたわけですが、振り返ったときに、ある大事なことに気づきました。

 

「誰か1人が主役じゃない。みんなが主役なのだ」と。

 

誰もが、輝ける何かを持っています。演奏をする技術はもちろん、自分の持つ仕事をしっかりとこなすこと、仲間の話をよく聞くこと。どんなに小さなことであっても、団にとってはプラスになる、大切なことです。そして、それらを皆が汲み取ってひとつの合奏体が出来上がります。

皆が輝けるものを共有できたとき、自分がインスペクターとして先頭に立つことは、良い意味で要らなくなるのです。

こうして、今回の第85回定期演奏会は、お客様も含め、演奏会に関わった全ての方が輝き、繋がった演奏会だと改めて実感しました。

心を一つに音楽を楽しみ、みんなが「やり切った!」と思える、そんな演奏会だったのではないでしょうか。

このブログを見てくださっている方の中には、演奏会に足を運ばれた方も、そうではない方もいらっしゃると思います。

是非、このページを閉じる前に、主役になった早稲フィルの”家族”全員に拍手を送ってあげてください👏👏

長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました!

画像は一昨日の第85回定期演奏会の一コマ。

お次は、立派な主役の一人、コンサートマスターのわかなにバトンを託したいと思います!🎻