二つの影は足あとに変わり…

こんばんは。きどりんです。

今宵も今宵とてCDを紹介。
もう全然フィルに関係ないですが許してください。

久しぶりに気に入った曲に巡り会いまして。ふっふhっふ。

ふhっふっふっふhh。


わけわかんない煽りにも辟易せず、クリックありがとうございます。

さてCD紹介ですが、ホントにこないだ偶然買ったCDがなかなか良かったっていうそれだけの理由で進みます。

ニーノ・ロータっていう作曲家はご存知でしょうか?
20世紀イタリアの作曲家で、主に映画音楽の分野で活躍した人です。

最も有名なところでは、「ゴッドファーザー~愛のテーマ~」はみんな知ってますかな?

それから、今秋来日するR.ムーティ×ウィーン・フィルも、映画「山猫」の音楽と、
それから首席Trbイアン・バウスフィールドによるソロで、彼のTrb協奏曲を取り上げます。
だからちょっとタイムリー。高いから行けないけど。。笑

で、Trb協奏曲を書いてるっていう驚きもさることながら、実はクラシカルな作風の作品も
数多く残しており、それがなかなか情感に満ちていて聴き応えがあるのです。

さて僕が手に入れたCDはこちら

Nino Rota : Chamber Music Nino Rota : Chamber Music
(2000/08/07)
RotaKremerata Musica

商品詳細を見る

ロータのCDは、とにかく映画音楽集みたいなのばっかりですが、
このCDは彼の室内楽作品を集めた珍しいもの。

演奏者もVnのギドン・クレーメルを筆頭に、ピアノのマイセンベルグなど
実力者が揃っており、作品を愉しむのにまったく問題ありません。

収録作品は全てオススメですが…
その中でもトラック10【Intermezzo for Viola and Piano】は、正に名品です。
ビオラの哀感胸詰まる音色を、実に見事に活かしきっており、なんというかもう泣ける。泣けます。

秋の悲しい夜更けに、よく似合う音楽である…と言えましょう。

まぁ文字だけじゃ何言っても伝わらないと思うので、今日はyoutube貼ってみるっていう初の試みをしてみます。
この演奏は日本人ビオラ奏者の今井信子さんによるもので、収録されているものとは違うのですが、まぁとにかく曲をしっていただきたいので、どうぞお聴き下さい。

やっぱり室内楽って良いですね。
音楽とは元来プライヴェートなものだったのですから、その原点を大事に思うことは
音楽家にとって不可欠な思考だと思いました。

では、それぞれの美しい秋の夜をお過ごし下さい。