こんにちは、2ndバイオリンのあやはです。コワクナイヨ-?
すみません…せっかくふみちゃんからバトンが回って来たのに、放置していたせいで書くべきネタが溜まりに溜まってしまいました…
もう1週間以上前の話になってしまいますが、私からは弦楽器室内楽演奏会の話をします!
本当は一昨日にもっと重要なイベントもあったのですが、それは次の方に書いていただくようお願いしようかと思います。
まず、弦楽器室内楽演奏会とは何か?その名の通り、弦楽器による室内楽の演奏会です。(実にそのまんま)
早稲フィルでは年2回の定期演奏会に加え、こうしたイベントをちょくちょく開催しています。弦楽器の場合は「弦楽器室内楽演奏会」、管楽器の場合は「木管おさらい会」「金管おさらい会」とそれぞれ呼んでいます。内容はズバリ、自分達で有志のグループを組んで室内楽に挑戦し、みんなの前で発表をするというものです。もちろんソロでも、デュオでも、トリオでもカルテットでもクインテットでもゼクテットでもオクテットでも、何なら弦楽でも!何でもチャレンジ可能です。秋には弦管打の縛り無く参加できる室内楽演奏会もあります。
これはとある早稲フィル創設者の御方の受け売りですが、そもそも早稲フィルの原点は、室内楽なのです。室内楽はオーケストラに不可欠なアンサンブルそのものですし、室内楽の練習はオーケストラの基礎力を磨き、自分の技術を磨き、さらに団員同士の絆を深める、最高の練習なのです!
室内楽演奏会は一般公開もしていますが、どちらかというと身内の中でささやかに行っているのが現況です。ですが、練習は真剣そのもの。グループを組んだメンバー同士で都合をつけて集まり、練習を重ねます。
私も今までに何度かカルテットや弦楽で参加しましたが、それはそれはもう楽しくて仕方ないです…!一度経験してしまうと、次々に欲が出てしまってチャレンジが止まらなくなります。
こういった室内楽演奏会やおさらい会の企画・運営は全て現役団員が担います。もちろん春と冬の定期演奏会も団員による運営で行っておりますが、定期演奏会よりも小規模である室内楽演奏会は、企画・運営もかなりの少人数で行います。小規模とはいえ、出演団体の調整をし、日程を決めてホールを借りて、プログラムを組んで、告知を行って…と、かなりの仕事量があります。それに準備期間もかなり短め。やりがいも充分ですが、とても大変な仕事です。
今回の弦楽器室内楽演奏会は、2ndバイオリンの菊池ゆりなちゃんがほぼ一人で全て企画・運営してくれました…!!彼女は本番当日、スーツ姿でとても忙しそうに走り回ってくれていました。圧倒的感謝です。本当におつかれさまです。それに比べて私はアナウンス、噛みまくりでした。ごめんなさい。げんがくしじゅうしょう。その他様々な係をやってくださった皆様も、おつかれさまでした。
さて今回の弦楽器室内楽演奏会では、全部で7組のグループが出演いたしました。例年よりやや少なめでしたが、なんと出演者の中にはフィルに入団したばかりの1年生の姿もありました!周りは上級生ばかり。それも現役どころかOBさんもいらっしゃる。すごい勇気です…!
演奏曲目は「ヘンデルの主題によるパッサカリア」、モーツァルトの「弦楽四重奏曲第20番」などなど。中にはコントラバス四重奏による「主よ人の喜びを」なんて物も。ものすごい低音でした(笑)
(舞台袖から微音カメラで撮ったいいかげんな写真で申し訳ありません)
クオリティについては、個人的に触れたくない事情があるので(結果から目を逸らしている訳ではありませんが…)とりあえず置いておいて。というかクオリティは正直関係無いのです。インペクも仰っていましたが、大事なのは過程なのです。無論、過程が成した結果はきちんと受け止める必要があります。ですが先述したように、室内楽の練習をする理由は、結果を出すためではなく、その練習自体に意味があるからなのです!…と、私は思います。私は終わった後、自分なりに本気で反省しました。多少自信は無くしましたが、やる気は無くしません!というわけでこれからもチャレンジし続ける所存であります。
ありがたいことに、反省するにあたって多くのOBさんからアドバイスをいただくことができました。早稲フィルには、こうして親身に相談に乗ってくださるOBさんがたくさんいらっしゃいます。ありがたやありがたや。まったく自分は恵まれた環境にいるとつくづく感じます。
次回の弦楽器室内楽演奏会の開催は、来年になります。また秋には全体の室内楽演奏会もあります。あと、木管おさらい会ももうすぐあるのかな?基本的に入場無料なので、もし興味がある方は是非どうぞ!
ちなみにこれは余談ですが、早稲フィルの正式名称は「早稲田大学フィルハーモニー管絃楽団」です。「弦」ではなく、「絃」なんです。みなさんご存知でしたでしょうか?辞書で軽く調べたところ、様々な意味を含む「弦」の中でも、「絃」は特に楽器に張った糸、またはそれを張った楽器のことを指すようです。ちょっとしたこだわりですね。
そしてここからは完全な余談ですが、なかなか一発では「管絃楽団」に変換できないので、もはや私はスマホのユーザ辞書に「管絃楽団」を登録して覚えさせました。他にも私のユーザ辞書には「パー練」「弦練」「Q練」「団費」など、フィル用語が大量に登録してあります。おそらく他の多くの団員もそうしているのではないでしょうか。アマオケあるあるです。
以上、相変わらず文章を書くとグダグダと長くなってしまうあやはがお送りいたしました。
次はチェロトップ、身長の大きな大きな大久保くんにお願いします!