Q練の足音

どうも、試験前でおおわらわの34thヴィオラ弾き、たむろーです。毎学期テストが終わるたびに「次こそしっかり予習復習しよう!」と思いつつ、早くも3年生か…

さて、早稲田大学を始めとして各大学でも期末試験真っ盛り。たぶん団員たちも単位を求めて勉強している、はずです。たぶん。フィルもそのためにしばらくお休み。試験前休みを設置することで、みんなの負担を軽くしようということです(何人かを見ていると、その効果が出ているのかやや不安ですが…)

しかし弦楽器の皆さんは、楽器に関して、実はそうのんびりしていられる状況でもないんですよね。テストが終わると同時に行われる弦合宿が待ち構えているのです。そこで行われるのが、かのQ練なのです。
実はこの練習のために、自主的に練習日程を組んでいる人たちもいたりしまして、テスト中だからといって楽器を放置!というわけにはいかないようになっています。

さて、Q練とはなんなのかと言いますと、Quintet練の略称、という何ともヒネリのない答えしかできません。普段はそれぞれ何プルトものパート員を擁して演奏する弦楽器セクションの人々、その人たちを細かい弦楽合奏グループに分けてしまうのです。今回は5つの班が組まれ、各々に1stヴァイオリンからコントラバスまで、少人数ながら突っ込まれているというわけです。
オーケストラの弦楽器セクションを1/5にして練習する、という言い方が正しいでしょうか。少人数になるぶん、普段たくさんの人の中で弾いている弦楽器弾きにも、ソロ(に近い)重責が圧し掛かるというわけです。

Q練は各班が同じ曲を練習し、弦合宿の最終日に発表することになっています。弦合宿自体は2泊3日と短いため、合宿前(=テスト期間中)に練習を行う班も多々あるということです。
曲目は毎年、その年の冬定のメイン曲を2~3分ほど抜粋することになっています。
去年はラフマニノフの交響曲第2番のフィナーレでした。この部分。






あらら、引用する部分が長いからと音質を落としていたら、落とし過ぎましたね…雰囲気だけでも。

演奏は当団定期演奏会のものです。掛け合いの難しいこの部分を、しかも管楽器なしで演奏するという難関。

今年は「ラ・ヴァルス」より抜粋されました。相変わらず難曲ですが、今回私が振り分けられた先には、ヴィオラはわずか2人…。どのパートも似たり寄ったりではあるのですが、完全にdivになっている部分もあることを考えると、1人1パートと言っても過言ではなさそうです。
そういうわけで、弦楽器の皆さんは頑張りましょうね…。こわいこわい。

いや、内輪イベントであるということからか、意外と笑いの絶えない発表会になったりもするのですが。一昨年なんて木管のパートを突如リコーダーで吹き始めた人もいましたし、去年もファゴットソロ(上の抜粋では入っていませんが)を(音域が足りないのに、わざわざ調弦を緩めて)ヴィオラで再現しようとした人もいましたからね…。

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