Bonsoir!初めてブログを書かせていただきます、ヴィオラのさえるんです。
いよいよ冬定まで17日となりました…!オールフランスシーズンも残り僅かとなり、練習がすごく楽しいと同時に、終わってしまうのがさみしくてたまらない、そんなこの頃です。しかし、まだ残された課題は山積み。本番までにやることは沢山あります。
そんな風に更に練習に熱が入ってくるこの時期に、なんと元パリ管絃楽団のジャン=ピエール・ラクール氏が指導に来てくださいました!
tuttiや弦練で2ndヴァイオリンのトップサイドに座って一緒に弾いていただいたり、ロンカプのVnソロを弾いていただいたりしました。
パリ管絃楽団は、その起源を1828年創設のパリ音楽院演奏会協会管絃楽団にまで遡る、フランスが誇る名門オーケストラです。前身のパリ音楽院管の創設以来、フランス音楽の主流をレパートリーとする伝統を守ってきました。そこで30年近く2ndヴァイオリンを弾いていたラクール氏は、フランス音楽はもうお手のもの。ラ・ヴァルスやマ・メール・ロワに至ってはもう何度弾いたか判らないとのことでした。
“百聞は一見に如かず”と言いますが、まさにその通りです。
沢山言葉を使って説明してもらうより、一回生の演奏を聴くのがやはり一番。
そんな体験を言葉で綴るのは何とも…という感じなのですが(笑)
ラクール氏の演奏はもう音から違いました。
何ともいえない、フランスらしさ。
音が、香る。
空気がふわっと動く。
どんな音もとにかく美しく、上品で、おしゃれで…。
それもわざとらしくなく、さりげなく。
ラクール氏が時折音を出すたび、みんなうっとりさせられました。
本当のフランス音楽は、こんなにもおしゃれで美しい。私たちの音楽はまだそれには程遠い。。。打ちのめされると同時に、練習意欲がふつふつと沸いてきました。
おかげさまで、本番近くに素晴らしい刺激を得ることができました!
そして、いよいよ明日はVnソリストのジェラール・プーレ氏との初合わせ。
勿論不安もありますが、それ以上にとってもワクワクしています…!!
オールフランスシーズン、最後まで存分に満喫していきたいと思います!