おうちに帰るまでが卒演合宿です!

こんばんは。34thの平びよら弾き・たむろーです。
早いもので3月ですね。三寒四温なんて言いますが、昨日今日と強風が吹き荒れて寒い寒い。これからしばらく暖かい日が続いてくれると、生き易いのですが。

さて先日は、むかえ君が書いてくれた通り、合宿に行ってきました。
しかし、我々4年生(と卒演の楽しい仲間たち)は、現役の練習に参加したわけではありません。現役の練習を指導したわけでもありません(そういう方もちょいちょいいらっしゃいますが)。
そう、我々4年生(と卒演の楽しい仲間たち)が参加した合宿とは、合宿のいわばの顔、卒演合宿だったのでした。
卒演の練習のために組まれた合宿なのですが、これを現役の合宿と同時に行うとなると、
・卒演と現役の両方に乗っている奏者が存在する
・そもそも指揮の征矢先生は、現役を指導するトレーナーでもある

という問題があり、実行は不可能に思えます。

しかしそこを練習してしまうのが早稲フィル。「普通の時間帯に現役が練習するなら、普通じゃない時間に練習すればいい」という、まさに逆転の発想を駆使し、夜中にtuttiを決行するのが、この卒演合宿なのです。
その練習開始時刻は、前プロがなんと22:30。メインのマーラーの練習開始は、なんと日付が変わってからでした。

昼間に現役が華やかな“春”を鳴らした大広間に、深夜、マーラーの不吉な葬送行進曲が流れる…。実質、制限時間がありませんから、いつ終わるともしれないこのtutti。ある者は淡々と、ある者は目をぎらつかせながら、ある者は目をこすりながら先生の練習について行きました。

そして、2日間行われる練習、最終日の練習が終わったのは、以下の時刻です。

卒演合宿とけい

団員の反応は
「え、早い!?」
「まだ3時なのに?」
「あれ、今年はさっさと終わっちゃった!?」
そうなのです。3時に終わるのは、早い方なんですね。例年は、4時過ぎまで練習することもザラと聞きますし。

卒演tuttiの後には、毎年恒例、卒演コンパ。開始時間は例年異なるのですが、今年は3時半くらいだったかな? 練習に疲れた卒演組が、もはや朝方と言える時間帯から酒をあおり始めます。
中には、起こされてきた起き出してきた現役の姿も、ちらほら…

私は6時前には撤退しましたが、さて、何時までやっていたのやら…。
そしてその日は、12時に起きました(笑)

さて、そういえば先の記事では、むかえ君がこんなことを書いていましたね。


“現役”は合宿から無事帰ってきました。
(え?っと思った方、おそらく卒団の方がエピソードを書いてくださるのでお楽しみに♪)


こんなことを書かれた以上、卒団生に降りかかった災難について、書かないわけにはいきますまい。

現役より1日早く帰る卒団生は、一足早く合宿所を後にしたのですが、その日はあいにくの大雪。これが雪国と言わんばかりの猛烈な吹雪で、関越自動車道はあえなく陥落。一般道を使って帰ることにしたのですが、県外に出るたった一本の道路には、車・車・車!!
なんと3時間かけても20kmしか進まないという惨状で、最寄りの越後湯沢駅に辿り着くのがやっと。
「急ぎの人は、新幹線に乗って帰って下さい!」というアナウンスまでされ、満員だったバス車内は、なんと半分以下に。ここでさっさと帰った方、英断でしたねー

新幹線のお金が出せない人、のんびりバスの旅を楽しみたい人それぞれが、夜を徹したバスの旅を選びました。関越自動車道が復活し、バスも健闘したものの、ついに三芳SAにて、車中泊が決定します。時刻は、24時近く。
卒団生で貸切のバスであったため、(運転手さんを起こさないように)おまけのもう一晩をエンジョイできることになったのでした。
うーん、なんだか修学旅行みたいだなぁ…。

そして翌朝6時に三芳を発ち、7時半に早稲田に戻って来ることができたのでした。
みんなくたくた、でも、なんだか楽しかった、そんな感じでした。雪は大変だったけど、めったにできない経験をみんなですることができて。バスの運転手さんも、本当にありがとうございました。
災い転じて福となす、は言い過ぎかな?

と、むかえ君の文章の真意がお分かりいただけたでしょうか。しかし、無事ではないなりに、楽しんで帰って来たのです。
「おうちに帰るまでが卒演合宿!」を身を以て体験した34th。果たして、3週間後の卒演では、どんな演奏になるのでしょうか。

…ん。3週間後?
そう、3/20まであと2週間半です!! これは大変!
ここから土日は練習が続きますが、頑張って仕上げていきましょう。

皆さまにおかれましては、こんな内幕もあったんだと知りつつ、3/20の演奏会を楽しみにして頂ければ幸いです。
ご来場、お待ちしています!