１０代の終わりから、我々の青春はフィル一色でした。
数あるサークルの中でフィルを選び、そこでたくさんの素晴らしい仲間と出会い、切磋琢磨しながらそして馬鹿笑いしながら、これまでの四年間を歩んできました。
しかしそれももう終わりです。
フィルの現役生としての自分に訣別しなければなりません。
動かしようもない現実が重くのしかかってくる気がします。
我々35期の卒団演奏会が迫っています。

取り上げるのはモーツァルト、シベリウス、そしてブルックナー。
本番までの短い期間で壮大な音楽世界を構築し、それを華麗に飾りたて、皆様の前に披露することは、決して容易なことではありません。
しかし、多くの音楽作品（我々が一昨年の定期演奏会でとりあげたブラームスの交響曲第一番も）が提示するテーマは、「苦悩を経て歓喜へ至ること」であります。
間もなくフィルから離れ各々の道を歩みだす我々が、あまたの困難辛苦を乗り越えて、最後の演奏会を歓喜の爆発の中で終えられるよう、切に願っています。
今一度、演奏会の後【フィルの仲間】全部に対して「ありがとうございました」と微笑みながら言えるように。

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第35期生卒団演奏会
2013/03/16 (日) 13:30 開場 / 14:00 開演
会場 ： 杉並公会堂　大ホール
指揮 : 征矢 健之介
ヴァイオリン独奏：安田慎太郎(当団第３５期コンサートマスター)

ブルックナー／交響曲第4番 「ロマンティック」変ホ長調（ハース版）
BRUCKNER/SINFONIE NR.4 “ROMANTISCH” Es-Dur
シベリウス／ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
SIBELIUS/VIOLIN CONCERTO d-moll Op.47
モーツァルト／歌劇「フィガロの結婚」序曲ニ長調 K.492
MOZART/LE NOZZE DI FIGARO OUVERTURE D-dur K.492
全席自由 / 入場無料
お問い合わせ：
wasephil@gmail.com
080-3129-4030(濃畑)

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皆様のご来場お待ちしております。
ミッチーがお送りしました。