真冬の熱い春合宿

こんにちは。
一昨日帰宅し、まだのんびりしつつも、やっと日常を取り戻してきた私ネコがお送りします。

私たち早稲フィルは、4泊5日の日程で合宿に行って参りました。
一時は雪の心配もありましたが、やっとお天気が私たちの味方をしてくれ、無事に日程を終えることが出来ました。

年に四度ある合宿ですが、この春合宿は参加人数の多さが特徴です。
3月に行われる卒団演奏会に向けた2泊の卒演合宿も同所で並行して行われるため、卒演に協力してくださる大勢のOBOGの方々も週末の休日を利用して駆けつけて下さるからなのです。

「おはようございます」
並行して実施とは言っても、合わせのTuttiが出来る部屋は限られており、卒演に参加している現役メンバーもいるので、卒演Tuttiは現役の練習が終わった22時半から。
指揮者の先生を中心に“夜な夜な”練習を繰り返し、卒演プログラム3曲の練習が終わったのは深夜。
卒演合宿最終日の練習後の楽しみは例年、夜も更けてからになってしまいます。
そんな時間にホテル内を歩いていると、ホテルの方から朝の挨拶を頂いてしまいました。
私たちがこうして合宿を無事に行えるのも、毎年お世話になっているホテルの方々のサポートあってのことです。
本当にありがとうございます。

「こんなに少なくなっちゃったんだ」
卒演メンバーの方々が帰られた後の食事の時間には、現役メンバーが口々にそう呟くほど、本当に沢山の方のご協力を頂きました。

現役の練習は、朝9時からのパート練に始まり、午前中に1コマ、昼食後に2コマ、夕食後1コマのスケジュールで、セクション練習やTuttiを行います。
合宿でしかお目にかかれない先生からご指導頂いたり、間髪入れずに練習を積み重ねることによって、合宿ならではの有意義な練習となったのではないでしょうか。

「あと5分で練習だから」
事前に決められたスケジュール以外にも、食事後から次の練習までの空き時間を使って練習をする姿が見受けられました。
今回の合宿は例年とは違って、練習期間が浅いまま始まってしまったので、個人の努力がいつも以上に要求されました。
より高度なことにチャレンジするためには、今までの遅れを取り戻さなければなりません。
そんな積極的な姿勢が早朝や深夜、空き時間の自主的な練習に表れていました。

「もっとこうしたら?」
通常の練習では、練習場所の使用時間もあり、すぐに撤退しなくてはいけませんが、合宿では1日中ずっと楽器を弾いていることが出来ます。
時間が終わった後に、先生から個人的なご注意を頂いたり、パート員同士で教えあったり、というような場面がよく見られました。
プロの先生の隣で一緒に演奏する、というような贅沢な練習が出来るのも合宿ならではの光景です。

プログラム順に3曲の通しを行って締めくくった合宿。
残り3ヵ月を切り、来週には本番を振って下さる伊藤先生がいらっしゃるので、より一層の、より良い音楽のために一同“音磨き”に邁進していきます。