第76回定期演奏会を終えて

ワセフィルブログをご覧の皆様、こんにちは。愛するとうこちゃんからバトンを受けとりました、40期チェロのもかしです。

もかしというと聞きなれないかもしれないですが、「裳貸」とかいて古く平安時代から……というのは嘘で、あだ名です。本名とは全く関係ありません。

気をとりなおしまして、来る6月4日、杉並公会堂にて、第76回定期演奏会が無事に終了致しました。当日会場に足を運んでくださった皆様に、深く御礼申し上げます。そして演奏は聴けなかったけど、心は杉並公会堂にいたよ!という方もありがとうございます。でも次回は是非いらしてくださいね。そうだ、忘れないうちに次回の定期演奏会の速報を。

早稲田大学フィルハーモニー管絃楽団第77回定期演奏会

モーツアルト

オペラ『魔笛』序曲

ハチャトゥリアン

仮面舞踏会

ブルックナー

交響曲第4番『ロマンティック』

2017年12月27日 夜公演

杉並公会堂

今回、なんと808名のお客様にワセフィルの演奏をお届けすることができました。ステージからみる客席は、ほとんどうまっており、こんなに沢山の方と繋がっているなんて、不思議だなぁと感じていました。とてもありがたいことです。

本番の様子を少しだけ紹介しますね!

素敵な写真が多いので、ついついたくさん載せたくなってしまいます(笑)

さて、以下からは私が今回の演奏会でぼんやり考えていたことを書いていこうと思います。

「音楽はナマモノだ」
と、私が高校生の頃に所属していたオーケストラ部の顧問の先生が仰っていました。高校生の私には、その意味がなんとなくフィーリングで分かっても、どうしてそうなのかは、はっきりと理解できませんでした。

時は流れて大学生になり、今回の春定のリハ中、指揮者の松岡先生の一言や指揮からオケの音がすっかり変わっていくのを感じました。あぁ~、これだよ、コレ。と心がしびれました。

音楽、特にオーケストラはコミュニケーションによって成り立ちます。指揮者と奏者にしても、奏者同士にしても、言語ではないコミュニケーションがそこにはあるのです。
「私はこうしたい!」というのが奏者や指揮者から発信され、それを敏感に察知して「なら私はあなたがそうしやすいようにこうするね」というのを演奏や指揮で返す。そんなコミュニケーションがそこかしこで起きていて、それらが有機的に絡まり合ってひとつの音楽が出来上がるのです。それが「音楽はナマモノ」である所以なのではないかと思います。

想像してみてください。あなたは友人と会うたびに、同じ話をするでしょうか。おそらく、そんなことはないと思います。自分も友人も、最近の体調、最近食べたもの、最近あった嬉しいことや悲しいこと、最近考えていることや感じていることは、会うたびに違うからです。音楽になっても、それは同じことで、人が何十と集まれば、毎回奏でられる音が違うのは、当然ではないでしょうか。

変な話、練習終了間際になると、疲れてはやく終わらせたいのか、演奏のテンポがはやくなったりします笑。また、コンミスのソロだって、今日はしっとりいきたいのかな~とか、今日の音は鋭くたってる感じだな、とか、毎回印象が異なります。オケをやってる人なら、共感してもらえるんじゃないでしょうか。

そして、このコミュニケーションは、演奏する側だけに限ったことではないのです。

突然ですが、音楽は何の芸術か、皆さんはご存知でしょうか。
実は、「時間」の芸術なんです。もしかしたら、ちょっと意外かもしれません。

同じ時間を共有している、という点において、聴衆も音楽という芸術を作り出す主体のうちである、と私は思います。だから、お客様にもこのコミュニケーションを感じ取って頂けたらな、と思います(ですので、演奏中に音を出す行為やフライングブラボーはご遠慮頂ければと思います。一緒に音楽をつくっているのですから)。それは、CDではなく、ナマモノの音楽をききに演奏会へ足を運んだ時にしかできないことなので。

以上、少し長くなりましたが、私が今回の春定で考えていたことです。
今回の演奏会は、皆様にとって、どんな時間でしたでしょうか。
私は、この上なく楽しく、そして40期と音楽が出来る幸せを噛み締めていた時間でした。

それでは、ここら辺で筆を置こうかと思います。次回はobのこっちゃんにバトンを渡そうと思います。よろしく!

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