クリスマス!!
きどりんです。もはや俺しか更新しないのか?笑
いやしかし眠いです。聖なる夜らしいです。
I.ケルテス×ウィーン・フィルのブラームス/交響曲2番を聴きながら書いております。
それにしても、特に今宵に聖性は感じません。笑
ただ満月は輝いておりますなぁ。
ご存知でしょうか、クリスマス…西暦での12月25日に
イエス・キリストが生誕したと言う事実は、聖書のどこにも記述されていないそうです。
いつのまにか、何故に誕生日になったのかは、ちょっと勉強不足なんですが…
冬至を超え、昼が長くなるに連れて、来るべき春の到来を望む“収穫祭”としての起源。
そういう説があります。結構説得力があると、僕は思います。
サンタ・クロースはまた別の伝説ですね。
そんな夜に紹介いたしますのは、メサイアではなく…
敢えて春の曲、収穫祭とも関わってくる曲のCDにしましょう。
I.ストラヴィンスキー作曲、バレエ音楽「春の祭典」です。
【ワレリー・ゲルギエフ×キーロフ歌劇場管弦楽団…PHILIPS ステレオ】
とにかくこの演奏はオススメしたいのです。
録音も相当良いですし。春の祭典は良い録音で聴きたいと確認させられるぐらい。
なによりゲルギエフの指揮が凄い。
あらかじめ書いておくと…特徴的な大見得や芝居は、ほとんど無いと言って良いでしょう。
(というか曲の性質上、恣意性を表現するのは難しいのかもしれません)
しかし、このバランス感覚。音型の活かし方。
第1部序奏の木管楽器は、本当に「蠢く」という言葉がぴったりです。
テンポも、特に目立って表現手段となっている部分はないように思います。
ただ先月の来日公演時のテンポは、この録音と幾らか異なっていましたね。
オケも素晴らしい緊張感です。
アコードの音量バランスは弱音部でこそ効果を発揮し、
金管の迫力はもちろんの事、「キメ」の部分ではがっつり「キメ」てくれます。
野性、蟲惑、官能、情欲、暴力衝動、
少々文学的になってしまいましたが、そういった春祭の魅力が惜しげもなく放出されております。
そして最後の「落雷」
バーンスタイン、ラトル、ブーレーズらなど、数ある有名録音では
「ピャッ!ドン!!」
しかしゲルギエフ。
「ピュィンンニヤッ!!ドゥン!!!ワーー…」
すみません。よくわからないですね。聴いてみてください。
なんだか…色々と上手く書けませんね。春(のヤマザ○パン)祭。
とにかくおすすめなのは間違いないので、未聴の方は聴いてみてください。
ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》/スクリャービン:交響曲第4番 作品54《法悦の詩》 (2001/07/25) ゲルギエフ(ワレリー) |
それではこの辺りで。
皆様、素敵なクリスマスを。