悲劇的なもの

きどりんです。
もう久しぶりすぎて、記事を投稿するたびに謝るのも何なのでいやはやもはや

ともかくご無沙汰しました。

「明日は多分ヴェルディ」と書いてから幾年月が過ぎた事でしょう。
それでも赤い陽はまた昇るのでした。

はい。ヴェルディ書きます。


クリックありがとうございます。

G.ヴェルディ。わざわざ説明する意味も無いほどの、イタリアが誇るべき「歌劇王」です。
アイーダ、オテロ、ナブッコ、椿姫、運命の力…
数多くのオペラ作品を遺し、それらのほとんどが現在でも上演され、名作の名を冠しています。
今回は2作品について書いてみようと思います。

まずは、もちろん、今回ワセフィルが取り上げる「ルイザ・ミラー」についてです。
団員のみなさん、ルイザ・ミラーがどのような物語だかご存知でしょうか。
調べればすぐに出てくるので、ここには記しませんが…「悲劇」です。
正直救いようないぐらいのアン・ハッピーエンドなのですが…
もし終結部を、「死によった救済」と解釈するのであれば、少し見方は変わってくるかとも思います。

まぁそれは良いとして、ワセフィルが演奏する当該序曲は、
暗く陰鬱でありながら劇的な短調部分から、
華やかで幸福感に満ちた長調部分へ「徐々に徐々に」色が移り変わっていく、
ソナタ形式を用いた佳作です。
減和音や増和音が上手く置かれて、緊張感を与えるのに一役買っていますね。

とはいえこの作品は歌劇自体の低知名度もさることながら、全く知られていないといって過言ではありませんw
したがってディスク自体も少ないのですが…
私が聴いているのは
【G.シノーポリ×ウィーンフィル…1983 PHILIPS ステレオ】
ヴェルディの序曲集です。
落ち着いたテンポ設定によってウルサクならない総奏部も気に入りました。
でもそれより、
何より私はこの演奏のクラリネットソロが耽美的で大好きです。
シノーポリの棒もアゴーギクが絶妙で、なかなかこれは虜になります。

私はヴェルディの序曲・前奏曲では、「椿姫」の静謐な美しさを持ったそれや、
「シチリア島の夕べの祈り」のドラマチックなそれに惹かれるので、
「ルイザ・ミラー」を耳にした時は、
「ヴェルディならもっと良いものが書けたのでは」と、畏れ多くも感じていました。
今でもその印象は抱いているのですが、
シノーポリ×ウィーンフィルの演奏を聴いて、「やはり流石ヴェルディ」とも思いました。

ヴェルディ:序曲、前奏曲集 ヴェルディ:序曲、前奏曲集
(2005/06/22)
シノーポリ(ジュゼッペ)

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ヴェルディは疑いようもなく、「歌声のスペシャリスト」です。
このディスクに収録された序曲それぞれの演奏には、
器楽によってでもそういった印象を抱かせる部分があるのに、感嘆の念を禁じ得ません。

さて、「歌声のスペシャリスト」であるヴェルディが誇る数多くの作品群ですが、
代表的作品は何でしょうか。

やはりアイーダ?椿姫?

私は、「レクイエム」だと勝手に思っています。

世に言う3大レクイエムをご存知でしょうか…
モーツァルトとフォーレのそれと、そしてヴェルディのレクイエムです。
その中でもヴェルディのレクイエムは、
実際に葬送の場で演奏されたらとんでもない雰囲気になるくらい、
凄まじくドラマチックなものですw…中でも「怒りの日」は有名ですね。

冒頭の「レクイエム~キリエ」で、ヴェルディの「声」の活かし方に圧倒されてしまいます。
こんなオペラみたいに「キリエ」を歌わせるのはヴェルディだけでしょうからw
続く「怒りの日」では、荒れ狂うオーケストラと咆哮する合唱が、
最後の審判の情景を描き出します。
この部分、良い演奏にめぐり合ったときには、思考を挟む猶予がもはやありません。
さらに「不思議なラッパの音」では、増員されているトランペットが
不気味な弱音のファンファーレを鳴らします。ここも雰囲気を作るのが本当に上手い。

ヴェルディのレクイエムを未聴の方は、この機会に是非お聴きください。
きっとハマル人は、ハマリますw

私が推薦したいのは【R.ムーティ×バイエルン放送響】ですが、手に入りにくいかもしれないので
【G.ショルティ×ウィーンフィル】をここに上げておきます。

ヴェルディ/レクイエム(死者のためのミサ曲) ヴェルディ/レクイエム(死者のためのミサ曲)
(1998/09/02)
サザーランド(ジョーン)、ウィーン国立歌劇場合唱団 他

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ふわぁ~やっと書いた。
待っていて下さった方がもしいらっしゃいましたら、遅くなりましてごめんなさいでした。。

でわでわ~