心機一転

明けまして…というのには少々出遅れてしまいましたね。
寒中お見舞い申し上げます。本年も早稲フィルをどうぞよろしくお願いいたします。

前回の記事から随分と空いてしまい、申し訳ありません。
見かねて私が筆を執った次第であります。
が、引き継いだつもりはありませんので、団員の皆さんは気軽に更新してくださいね♪

この1ヶ月間、早稲フィルは何をしていたかと言いますと…


冬シーズンが終わり、引き継ぎも一通り済んで、心新たに春シーズンに向けて奮起しておりました。
春シーズンのメインは、ブラームスの交響曲第1番です。
先日、初合わせがあったのですが…難しい!

音を並べるだけでは音楽にならないのはもちろんのことですが、今は音を並べるのでいっぱいいっぱいといった感じでしょうか。
これから音に色づけをしていかなければならないわけですが、大変な作業になりそうです。

ブラームスの交響曲第1番は、よくベートーヴェンの交響曲第10番と言われます。
1年前の春シーズンに、早稲フィルでは交響曲第5番「運命」を演奏したので、ちょうど良い比較対象になるんですよね。
譜面に並んでいる音は、確かに運命にとてもよく似ています。(それは私のパート故に顕著に見られるためかもしれませんが)
特に個人練習しているときは、無意識のうちに運命を想起させます。

しかし、全体で合わせてみると、やはりブラームスはブラームスなんですよね。
フレーズへの意味付けが全然違うと、私は感じています。
だからこそ、色づけの作業が今までよりもっと重要になってくると思うのです。
残念ながら、私は“表現”というのが苦手な楽器を担当しているため、こういう曲ではメロディー楽器がとてもうらやましいのです。
これから一つ一つの音にどのような色がつけられていくのか、後ろからじっくり見ていようと思います。

早稲フィルの春定期が充実したものになるよう、日々精進してまいりますので、今後ともあたたかい応援をよろしくお願いいたします。

P.S.誰かがブラームスのCD紹介を書いてくれることを期待しています(笑)