早稲フィルブログ再開!

おはようございます!
48期インスペクターVnのそらです。

前回のブログからだいぶ期間が経ってしまいましたが、早稲フィルブログ再開します!
早稲フィルに入った当初、このブログを読んで早稲フィルの活動や団の雰囲気を感じ取っていました!ついに自分がと思うと光栄です☺️

5月になりましたね
今月の10日には入団式が行われ、今年は新たに40人近くの新入生を早稲フィルに迎えました!✨
新入生の皆さん、数あるサークルから早稲フィルを選んでくれてありがとうございます!!
皆さんと一緒に活動できるのを楽しみにしています♪

 

さて、現在私たちは5/31に予定されている春定に向けて練習を行なっています!
今年の春定は、大変豪華なプログラムとなっています!!

前曲では、ワーグナーの「リエンツィ」序曲を演奏します。壮麗なオーケストレーションとドラマティックな展開が特徴で壮大な物語の幕開けを予感させる一曲です。

中曲では、NHK交響楽団でクラリネット主席の伊藤圭先生をソリストとしてお招きし、ウェーバーのクラリネット協奏曲第1番を演奏します。既に伊藤先生との合わせ練があったのですが、クラリネットの音色の美しさに感動しました。伊藤先生と共演できてとても光栄だなと思うと共に、学生の間に協奏曲を演奏することができて貴重だなと感じています。

メインプログラムではドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」を演奏します。この交響曲には、祖国への郷愁と新たな世界への希望が込められております。誰もが聞いたことあるこの曲を早稲フィルがどう音楽を作り上げるのか、お楽しみください。

以下、第92回定期演奏会の概要です。

〈第92回定期演奏会〉
【日時】
5月31日(土)
開場 17:00 開演18:00
【会場 】
所沢市民文化センター ミューズ アークホール
【曲目】
ワーグナー/歌劇「リエンツイ」序曲
ウェーバー/クラリネット協奏曲 第1番 へ短調 作品73
ドヴォルザーク/交響曲第9番 ホ短調作品95「新世界より」

チケットはこちらから!↓↓
https://teket.jp/1992/45734


多くのお客様のご来場お待ちしております!!
次のブログは同じVnで、幹事会でいつも頼りにしているはなに回そうと思います!
これから48期のブログをお楽しみください😌

第89回定期演奏会を振り返って

 

早稲フィルは一年に2回、自主公演の定期演奏会を開催している。そのうち12月に行われるものは冬定と呼ばれ、運営を行う3年生の集大成の舞台となる。そんな冬定が好況のうちに終演してから早3ヶ月、演奏会の興奮も冷めきった今改めて、演奏会を89回定期のシーズンを振り返ってみたい。

 

 

 

 

練習が始まるより遥か前に準備は始まる、ホールと指揮者の選定である。わりあい順調に抽選や交渉は進み、年末の忙中に出口大地先生(https://x.com/DaichiDeguchi?t=YVsTTOJBXbyIoOdv1gw8ew&s=09)を迎え音響・立地ともに抜群の横浜みなとみらいホールで開催することが決まった。春は所沢、冬は横浜、となかなか早稲田から遠い立地で演奏会を迎えた1年間だったなと振り返ってみて感じる。


そうしてようやく選曲が始まる。上述の通り3年生にとって最後の舞台であるから熱の入れ方も一入である。メインに選ばれたのはチャイコフスキーの交響曲第6番”悲愴”であった。筆者としては対抗馬がサントリーウィスキー「響」のネーミングの由来になったと言われるあの曲であったため、無事乗り番がある曲になり胸を撫で下ろしたあの瞬間を今でも鮮明に思い出せる。前半の2曲はベルリオーズの「ローマの謝肉祭」とビゼーの「カルメン」組曲となった。


練習の日々についてひとつずつ回想していくとあまりに冗長になるため各曲の所感や思い出について触れていく。


ベルリオーズはチューバは譜面がなかったため降り番であったがよく打楽器の代奏をしていた。打楽器の心得などあるはずもなく、自前の頓珍漢なリズム感とチューバで培った伴奏のセンスで必死に食らいついていた。この曲は打楽器やトロンボーンにとってはモグラ叩きゲーム的な要素があり、中々演奏するタイミングが掴みずらい。打楽器やとろちゅーといった休符と寝食を共にし分かつことのできない友情を育んでいるパートにとって、休符明けに出られないというのは致命的であるからこの曲は慣れるまで相当に難儀であった。おかげでシーズンを終える頃にはシンバル・トライアングル・タンバリンの譜面は一通り叩けるようになった。

 

カルメンにはチューバの譜面がある、という事実はあまりにチューバ吹きに撮って好ましくない。出来れば客席で聞いていたいものだ。ビゼーの書いたオリジナル(オペラ)の編成にはチューバは元々書かれておらず、トロンボーン1本であったという。それをフルオーケストラのためにリライトされる際に書き加えられたため、ほとんどがコントラバスやティンパニの増強、チューバ奏者諸氏に分かりやすく言うと”ドボ8″的な譜面なのである。そのおかげかこの曲の魅力である各楽器のソロ回しは、大抵楽器を置いてゆっくり良い席で聞けるのでその点は良かったと言える。


そしてメインのチャイコフスキー。彼の残した最後の大作であり、チャイコフスキー屈指の名曲である。”悲愴”という副題からマーラーのTragicのように陰鬱な曲がずっと続くものかと思いきや、真ん中2つはどこか物憂げで優雅なワルツと勇壮な行進曲のような歯切れの良い楽章と、悲壮感いっぺんとおりではない。個人的にはその遺書的性格から交響曲というよりチャイコフスキーの生涯を描いた交響詩のようにすら感じることがある。


チャイコフスキーのシンフォニーとしては唯一チューバ全楽章に音符を持ち、その内容も吹きごたえたっぷりである。上から下まで満遍なく音域を要求されトロンボーンと動いたりホルンと動いたりコントラバスと動いたり、オーケストラのチューバ奏者としての役割が遺憾無く発揮される大曲だ。前半3つの楽章はどちらかと言えば肉体労働系(東先生に言わせれば土木工事)の役割で音量を求められることが多いが、最終楽章であるAdagio lamentosoは最後にトロンボーンとチューバのみが抜き出されるコラールがあり、これがとてつもなく高度な頭脳労働であるのだ。


チャイコフスキーお得意の限界を突破した音量記号(pから始まり最後にはpppppまで下降する、なお最大はffff)を要求され、なおかつ和音の各構成音が近いためそのバランスも非常にシビアである。録音は山ほど聞いていたがなかなか各個のバランス感は難しく正解も分からないため、パート練習では暗闇の中で手探りをするように合わせをしていたのが印象に残っている。

 

 

 

中学一年生の時から音楽を始めて、この演奏会がこれまでの演奏家人生の集大成であったと言えると思う。オーケストラの運営も含めて奏者として多くの学びを得ることのできたシーズンであり非常に濃密な半年間であった。この先アマチュアとして音楽を続けていても、同年代のプレイヤーが集まってこんなに長い期間で多く練習を重ねて曲を作り上げる機会はあまり無いだろう。大学生なりに悲愴という多くの感情を含んだ複雑な大作に立ち向かい、ひとつの表現の形を追い求めそれを聴衆の皆様にお聞かせ出来たことは非常に良い体験だったと振り返ってみて強く感じる。これこそ大学オーケストラの醍醐味であり魅力なのではないだろうか。

 

そんな早稲フィルの次回演奏会の紹介を持ってこの駄文のおしまいとさせていただく。ここまでお読みいただきありがとうございました。次はトロンボーンの才色兼備の才媛まやちゃんにバトンを渡します。47期の皆さんのブログを楽しみにお待ちください。

早稲田大学フィルハーモニー管絃楽団第90回定期演奏会

日時 2024年6月8日(土) 夜公演
会場 所沢ミューズアークホール(大ホール)
曲目
シュトラウス二世 喜歌劇「こうもり」序曲
スメタナ 連作交響詩「わが祖国」より「ヴルタヴァ」
シベリウス 交響曲第2番
指揮 松岡究
管弦楽 早稲田大学フィルハーモニー管絃楽団

ぜひご来場ください。

ひとりごと

おはようございます☀
渉外より紹介に預かりました、46期インスペクターのそまきゅんです。
 
これといった特長もなく幹事長を務めさせていただき、もうすぐ任期を終えるわけですが、間違いなく私1人ではままならなかったと思います。まずは関係者各位に心から感謝いたします。
 
特に書くことがなかったので、最近考えていることでもまとめてみようと思います。
 
それは、人に教えることは難しいということです。
 
プロあるいは上手な人というのは、ある程度同じ核心(があるという前提で、そこ)に辿り着いていると思います。
 
一方で、核心を掴んでいる人たちは感覚で理解できていても、それを伝えるときにはそのある特徴しか伝えられないことが往々にしてあります。
 
例えば、円錐形の物体があったとします。それを横から見た特徴を伝えると、三角形の物体と言えます。上下から見れば円形の物体にも見えます。
 
もちろんそれだけで同じ核心(円錐形)にたどり着ける人もいれば、その一面しか伝わらないこともあります。
そんなときは、また別の人に教授してもらうことも有効だと思います。
 
今年になって初めてトランペットを習っているのですが、過去に教わったような事が何となくつながるような瞬間が増えました。
 
こうしたことは、音楽に限らないで広くあり得る話ですが、何かしら一つのことを習得しようとした時にしか辿り着けないという矛盾を含んでいる気がします。
 
芸の世界は奥深いと思うばかりです。
 
続いては46期のTubaオタク、もっくんです!
待たせてすみませんでした。

おんがくとわたし

こんにちは👼前回からとても期間があいてしまい申し訳ありません………………………🤦‍♀️
本当に可愛くてずっと大好きな頼れるりさちゃんから受け取りました、Vaのあやです。
 
すっかり桜の季節は通り過ぎ、梅雨が明け、夏も終わって秋になってしまいましたね。時の流れは早いです。
 
 
話は変わりますが皆さんは普段音楽を聴きますか?早稲フィルに所属しているので当然皆さん様々な音楽を聴くのでしょうか。
きっと私は皆さんに比べて音楽を聴く習慣がないです。自然の音といいますか、生活音といいますか…そういった音が好きで、YouTubeでも焚き火の音や河辺の音を流すことが多いです。日常生活でもパンプスで歩く時の音や電車で隣に座った人が本のページをめくる時の音、祖母の家で聞く鳥や虫の鳴き声が好きです。
 
そういう私にとって音楽を聴く、というのは少し敷居の高いことでヴィオラを始めた高校生の頃からようやく音楽(特にクラシック)を聴くようになったと思います。今思うと、高校生の自分は良い選択をしたな〜と感じますね😌
 
交響曲を聴いていると、不思議と様々な風景思い浮かんだり、映画の冒頭の場面のような印象を受けたり、心地いい気持ちや切ない気持ちになることがとても楽しいな、と思っています。人と話してみると全く受けている印象が違うので、意見を交換するのも高校時代はとても楽しんでいたと思います。
 
 
生憎表現してみたいこと全てを音に乗せる技術はありませんが、パッションも大事だと自分に言い聞かせながら日々練習に励んでおります。
今回の冬定で演奏する悲愴は特に気持ちを作ることはもちろん、それを表現する技術がとても求められるのでなかなか苦戦しています……😞いつもひっそり弾いていることが多いヴィオラパートですが、今回のプログラムは目立つ部分がとても多く、いつも練習では冷や汗をかいています🤦‍♀️(春定で慣れたと思っていましたがどうやら全く目立つことは慣れないみたいです…)
 
そんな今回の冬定の詳細はこちらです💁‍♀️
 
【第89回定期演奏会】
 
日時:2023年12月27日(水) 
会場: 横浜みなとみらいホール 大ホール
開場:18:00 開演:19:00
 
指揮:出口大地
 
曲目:
ベルリオーズ
序曲「ローマの謝肉祭」

ビゼー
「カルメン」組曲より抜粋

チャイコフスキー
交響曲第6番 ロ短調 「悲愴」
 
チケットはこちらから↓
https://teket.jp/1992/24323
 
是非お時間のある方はお越しください〜!
 
 
 
大学生になってから、数ある自分の趣味の中にようやく「音楽」というものが組み込まれたように思います。
美しいこの世界を外から眺めるだけでありたいと思う日も多いですが、きっと内側で楽しむのは学生のうちだけなので最後まで駆け抜けたいと思います🕺
 
 
拙い文章ですが、最後まで読んでくださってありがとうございました。自分にとって音楽がどういう存在なのか見つめ直す良い機会でした。
 
次は常日頃より本当にお世話になっているインペクのそまきゅんにお願いします!

かけがえのない瞬間。

こんにちは!昨年、早稲フィルの皆をまとめて引っ張って下さった45期コンマスのなでぃさんから引継ぎました、46期バイオリンのりさです。46期が運営代になってから初めてのブログになります!トップバッターなので少々緊張しますが、少しの間お付き合い下さい。

4月に入り桜が舞い散り、また新しい1年を迎えようとしています🌸🍃段々と暖かくなり、色々な花が咲き始める春が私は1番大好きです。

今年度も皆で力を合わせて、楽しく頑張りましょう!!

さて、今回私がブログに残しておきたいことは、合奏の素晴らしさについてです。私は早稲フィルに入ってから、音楽をやっていて本当に良かったと思う瞬間が何度もあります。中学生でバイオリンという楽器に出会ってから、早稲フィルのようなオーケストラに入ることがずっと夢でした。いざ、早稲フィルに足を踏み入れてみると、オーケストラで演奏することの迫力や感動は言い表すことができないものでした。本番の舞台上で仲間と演奏している空気感や熱気は、私が今まで感じたことの無いものでした。皆のそれぞれの想いや、今まで練習してきた熱意がひとつになる瞬間ほど、かけがえのないものはないと思います。もちろん、オーケストラを聴きに行ったりコンサートに行ったりと音楽を客席側で鑑賞する楽しさもありますが、舞台に乗って演奏することの楽しさは音楽を奏でる演奏者にしか分からない特別なものだと思っています。早稲フィルに入って、集まったメンバーで合奏出来ることに感謝しながら、私も日々精進していきたいと思います。

ここで新歓演奏会と春の定期演奏会の告知をさせて頂きたいと思います!!👏🏻

まずは、新歓演奏会についてです。

今年度も新1年生を迎えるために、新歓演奏会を開催する予定です🎶

【2023年度新歓演奏会】

日時: 2023415()

会場: 早稲田大学学生会館 B201 多目的ホール

開場 18:30   開演18:45

春の定期演奏会で演奏する曲をはじめ、アンサンブルなども演奏する予定です。早稲フィルに興味がある方、ぜひお越しください

続いて、春の定期演奏会についてです。

【第88回定期演奏会】

日時 : 2023527()

会場 : 所沢市民文化センター ミューズ アークホール

開場 : 18:00 開演: 18:30

指揮 : 松岡究

ピアノ : アレクセイ・グリニューク

曲目 :

・ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2 ハ短調 作品18

・ブラームス 交響曲第2 ニ長調 作品73

チケットはこちらから!🎫

https://teket.jp/1992/20900

団員一丸となって日々練習に励んでおります!ぜひお越しください!💐

ということで、どこまでも書き続けられそうなので私はこの辺で失礼したいと思います!

お次は、高校の時からずっと仲良しVaのあやちゃんに回したいと思います!!

お楽しみに😉

周りを見れば

 こんにちは。ベースパートのまさにこふから引き継ぎました、45期コンマスのなでぃです。はじめまして、あるいはプログラムの挨拶をご覧になった方はお久しぶりです。

 もうずいぶん前の話になってしまいますが、昨年末の12/26に第87回定期演奏会を無事に終えることが出来ました。それは決して、様々な方々のご協力なしでは到底成し得なかったことでした。この場をお借りして、全ての関係者の皆様に感謝申し上げます。

 さて、もう去年の話ではありますが、少しだけ、私のコンマスとしての想いをここに綴らせてください。正直文章を書くことは得意ではないですが、よろしければお付き合いください。(今更こんなことを書き続けるのは少し恥ずかしいです。多めに見てください)

 1年と少し前、44期の方々が運営代の定期演奏会が終わり、私がコンサートマスターとなった時、そもそもコンマスなんて初めてで、楽器経験が長くはないこともあって、正直自分はどこを目指して何を頼りに進んでいけばよいのかと、ひどく狼狽えてしまいました。しかし、新体制となって練習にいって周りを見てみれば、こんなにも頼りになる同期・後輩に囲まれているではありませんか。演奏会にお手伝いに来ていただいた先輩方にも感謝の気持ちでいっぱいです。

 歴代コンマスと比べてみても、私は決してカリスマ的な演奏技術をもっているわけでもなければ、圧倒的に仕事が出来るような人間でもないので、運営・演奏・気持ちなどの様々な面で皆に頼りっきりでした。

 運営代で2回開催された定期演奏会では、私はコンマスという役職上、皆が入場した後に一人で入っていきます。正直、2回の演奏会とも、緊張と言いますか、不安でいっぱいでした。しかし、舞台裏から皆を眺める数秒間、団員の皆の頼もしい姿を見ると、そんな不安は消え去り、舞台へ堂々と踏み出すことが出来ました(来てくれた人には入場がやたら堂々としていると言われました(笑))。周りで支えてくれた仲間には感謝しかありません。これはあくまでも一例で、運営代としての活動を通して感じたこの気持ちはずっと残り続けるものだと思います。

 実際には形には残らなくても、気持ちは残るものだから、それを何かしらの手段を使って、私達は伝えたいことを表現するのではないでしょうか。

 

 私は音楽や文章をはじめとして、誰かに何かを伝えるときに、モットーとして「どこかの誰かの心に届いたなら」を常に考えています。もちろん、多くの人に響くことにそれ以上のことはありませんが、自分の音が、自分の想いがどこかの誰かに届くことが出来たなら、私達は何かを、何かしらの手段で表現した意味を見出すことが出来るのではないでしょうか。

 先の演奏会後には、ある友人は後日、「久しぶりに聞き入ってしまった演奏会だった」と言ってくれました。先ほど、どこかの誰かに届いたら、なんてことを言いましたが、確実に届けることが出来たのではないかと思います。オーケストラの生演奏は一回演奏してしまえば同じ音は再現できません。しかし、私達の心はずっと残り続けるのではないでしょうか。音楽は形には残りづらいですが、そんな想いはここに文章にして残しておきます。皆が卒業してどこか離れてしまっても、ふと早稲フィルを思い出したときには、このブログに帰ってきて、団員の誰かにとって、「ああ、そういえば私達はこんなことを成し遂げたな」と思えるような場所になれたら、なんてことを想いながら、私の文章はここでお終いにしようと思います。

 

 さて、46期が運営代の演奏会の宣伝です。

 ブラームスの2番を演奏します。ブラ2は、個人的にとても思い入れのある曲です。とても楽しみにしています。ぜひ足をお運びください。

 では、次はVnの頼れる後輩、46期りさちゃんに回そうと思います。

 それではまた、どこかでお会いすることがあれば。    

早稲フィルの魅力

 おはようございます!冬定ではチャイコフスキーの交響曲5番ですばらしいHr.ソロを聴かせてくれた、むーたんからご指名賜りました、45期コントラバスパートのまさにこふです🦔

 好きな作曲家はシューマンとブラームスとベートーヴェンです。都心で緑色のコントラバスケースを見かけたら、もしかしたら私かもしれません。

 先日、とある偉大なOBさんと飲んだ時に「フィル馬鹿」という大変名誉な称号をもらってしまいました。偉大なお方の後継者として認めていただけたようで畏れ多いです笑

 

 

 さて、ブログの更新が大変遅くなり申し訳ありませんでした…_(:3 」∠)_

 

 私が更新を溜めていた3ヶ月の間に、当団では冬定と春合宿と44期卒演が行われました。

 

 昨年12/26(月)に早稲田大学フィルハーモニー管絃楽団第87回定期演奏会(冬定)は無事終演しました。

 師走に都心からすこし離れた会場で、しかも平日の夜公演ではありましたが、おかげさまで705名のお客さまにご来場いただきました。指揮者の喜古先生、トレーナーの先生方、OBOGの皆様、スタッフや演奏会関係者の方々、そしてご来場いただいたみなさま、誠にありがとうございました。

 

 2月には4泊5日の春合宿を行いました❄️

 当団では3年ぶり、コロナ禍以来初の合宿開催でしたが、朝から晩までたくさん楽器を弾き充実した4泊5日でした♪

 コンパでは我々コントラバスパートはコントラバス・アンサンブル「コンバース」として演奏を披露いたしました🍡現役の大半はコンバースを初めて聞く子達なのでどんな反応か心配でしたが、盛り上がってよかったです笑

 

 そして先週末には、44期生卒団演奏会がありました。

 44期の先輩方、ご卒団おめでとうございます🌸

 44期の集大成にふさわしい、熱いベト7を聴きながら、1年後の45期生卒団演奏会もがんばるぞ🔥という気持ちになりました。

 

 私たち45期全体は冬定が終わって多くの団員が引退し、休眠&充電中です。

 昨冬の冬定で運営代が終わってから今年の秋に45期卒演の練習が始まるまでの1年弱、同期たちはそれぞれの場所でそれぞれの生活をし、学び、遊び、どこかで楽器を演奏している人もいるでしょう。

 45期卒演の練習で、また同期たちと集まり共に音楽を創る日が今から待ち遠しいです😌

 

 

 そんなわけで同期の多くは引退してしまったのですが(冬は乗ろうね??)、ベースパートはなんと現役生が私1人しかいないため、私は昨年に引き続き今年もベーストップをやっております。

 

 パートがひとりぼっちだと寂しいこともつらいことももちろんありますが、OBさんが練習に来てくださるたびに、隣の人と一緒に音楽を創れるのが楽しいなと、オーケストラで弾く、アンサンブルをする楽しみを再確認できているようにも思います。

 

 私はまだまだ未熟者なので、音の発音や処理、譜面に書かれた強弱やアーティキュレーション等、自分が思うように弾けなくて隣で弾く先輩の演奏から技術を盗ませてもらうことも多いですが…(^^;)

 それでも、メロディでない、ベースパート以外の人はたぶん気付かないような一つ一つの音まで、音色や方向感、オケの中での立ち位置など、「こう弾きたい!」を演奏で示し合って、「そっちもいいかも!」とすり合わせて音楽を創っていくのが楽しいなあと思うのです。😌

 パート内にとどまらず、他パートの人ともそういったアンサンブルをできたら嬉しいです。

 

 また、昨年末の冬定にはたくさんのOBさんが聴きに来てくださりました。聴きに行けないけど、と当日に応援のメッセージを送ってくださった大先輩もいました。お仕事や家庭もある中で当たり前のようにたくさんの方が現役のことを気にかけて、演奏会を聞きに来てくださるのはとてもありがたいことです。

 

 早稲フィルにはOBオケがなんと4つ、ほかに室内楽の団体もたくさんあることからもわかるように、卒団してからも音楽を愛し、楽器を続けている先輩方が多数いらっしゃいます。

 大学を卒業してからもみんなで集まって音楽を続けられる土壌やトレーナーさんも含めた人間関係は一朝一夕にできるものではなく、早稲フィルの宝ではないでしょうか。

 

 そろそろ新1年生を迎える季節ですが、私が先輩方と一緒に弾いて教わった音楽の楽しさを後輩にも伝えていけたらいいなと思っています。

 早稲フィルコントラバスパートは初心者も大歓迎で1年生を募集中ですよ(^^)/

新歓公式Twitter▷▶https://twitter.com/wpo_shinkan2023/status/1630169870842363904?s=46&t=dctxh3nCmV_bBK2FF-YT9A

 

 最後に宣伝です!

 

【早稲田大学フィルハーモニー管絃楽団 第88回定期演奏会】
2023年 5月27日(土)夜公演

会場:所沢ミューズアークホール(大ホール)
指揮:松岡 究

♪ブラームス / 交響曲第2番 他

チケット情報などの演奏会の詳細は当団Webページでお知らせいたします。

当団HP: http://www.wasephil.com/

 いよいよ来週末が松岡先生の指揮者tuttiです。どんな音楽を松岡先生が見せてくださるか、オケの音楽がどう変わるのか、楽しみです。

 

 大変な長文になってしまいましたが要するに早稲フィルが大好きですというお話でした!

 さて、次回は我らが45期のコンマス、ナディくんです(コンマス様、更新遅くてお待たせして大変申し訳ありませんでした) 。お楽しみに!

雑談(135)音楽よもやま話(32)チャイコフスキーは「敵性音楽」か?――早稲フィル会長退任の弁

ソロとの向き合い方

こんにちは!

トランペットのパートリーダーのまなみちゃんからバトンを受け取りました、ホルンのむーたんです! ついに回ってきた早稲フィルブログ……! はりきって書きますよ!!

 

中学生のころからホルンを吹き始めて、今回の演奏会で14回目になるのですが、ホルンパートに所属する以上「ソロ」というものからは逃れられないのです。いや、逃れられないと表現してしまうとまるで嫌がっているようにとられてしまいそうですが、全くそんなことはありません! ただ、それにのしかかる重圧や責任感というものは、毎回ひしひしと感じています。

来たる12月26日のプログラム、私はメイン曲のチャイコフスキーの5番にてソロを任されていますが、これはホルンソロの中でも極めて有名で、かつ長さもあるので練習には苦戦してきました。合奏のたびに緊張してしまい高音を外したり、そもそも音が出なかったりと困難がしばらく続きました。そのうち、合奏のたびに「今回もどこかでミスしてしまうんじゃ……」という悪い緊張感に苛まれていってしまいました。

その悪い緊張感を払拭し、自身の集中を高めてくれるいい緊張感へと変わったのは12月に入ってからでした。個人練習を重ねて、いろいろなトレーナーの先生からのアドバイスを受けるなどして、コツというか、ソロへの向き合い方を発見しました。私の研究結果は次の3つです!

① ソロの歌い方、吹き方に計画性を持つ

これは後輩とSNSでやり取りしているときにもらったアドバイスです。この上昇音形はこう吹く、このフレーズはこう歌う、というようにソロの吹き方をある程度ちゃんと固定することによって、行き当たりばったりで無策なソロではなくなり、意思を持った計画性のあるソロを吹くことができるようになりました。しかし、最初のうちはいろいろな吹き方を試してみるのも大事ですし、弦トレーナーの征矢先生からは、「ソロをやってる途中に自分の内側からにじみ出てくる音楽があったなら、それに従え!」というお言葉もいただきました。予定調和すぎず自由に、しかし計画的に。これを心がけています。

② 姿勢をよくする

この文章を書いている前日にOBの方からこのアドバイスをいただきました。確かに上手くいっていない時は体の軸がぶれていたり、足がプラプラしている気もします……。しっかり上半身を支えて吹く。これはいつでも管楽器奏者の基本なのですね。ありがとうございます。

③ 評価を気にしすぎない

合奏が終わると周囲の人にどうだったか感想やアドバイスを聞くことがあるのですが、自分で聞いておきながら、ダメ出しや指摘を受けるとかつては少し凹んでしまったのです……。多分この心理は、「ソロを褒められたい」というわがままな欲望をベースにしているからなのだと、今では思います。しかしソロに限らず、私たちはお客様に褒めてもらうことを第一の目標に掲げているわけではないのではないか、と考えるようになりました。我々はお客様に音楽を通して感動をお届けしたい、また自分たち自身で感動できるような、自分たちの音楽を作りたい。早稲フィルのモットー「自分たちの音楽を」もこれを示唆しているようにも感じます。これができれば、おのずとお褒めの言葉もいただける。ちょっぴり期待しながら、でもしっかりと集中して、冬の定期演奏会に臨みたいと思います。

 

さて、そんなソロをお届けする演奏会がこちら!

【第87回定期演奏会】

日時:2022年12月26日(月)18時開場 19時開演

会場:府中の森芸術劇場どりーむホール

指揮:喜古恵里香

ボロディン 歌劇《イーゴリ公》より韃靼人の踊り

チャイコフスキー バレエ組曲《眠れる森の美女》 作品66a

チャイコフスキー 交響曲第5番 ホ短調 作品64

 

チケットはこちらから!

https://teket.jp/1992/15995

 

次回は、オケを運営でも演奏でも土台からしっかりと支えてくれる、コントラバスのまさにこふにバトンをつなぎます!

以上、ホルンのむーたんでした!

 

メリークリスマス!!

道標

こんにちは!
とろちゅーのくろくんからバトンを受け取りました、トランペットパートのまなみです!🙋🏻‍♀️
寒い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?風邪をひかないように気をつけましょう💪

くろくんのブログの最後にアルチュニアンの演奏のリンクが貼ってありましたが、奏者のセルゲイ・ナカリャコフは私が一番尊敬しているトランペッターなのです!
ちょっと下向きに楽器を構えて吹いている姿が特徴的で、優雅でゆとりがあって輝かしい音を奏でる様は「貴公子」といった風格です。
(とてもイケメンなんですよ!)

彼が演奏する「ベニスの謝肉祭」も是非聴いてみてください。恐ろしく正確で、美しいタンギングを聴くことができます。まさに超絶技巧の嵐!凄すぎて笑ってしまいます。笑

ブログの内容に困っていましたが、くろくんが良いネタをくれたので、この場をお借りして彼の音楽との出会いについて書いていこうと思います。


彼の演奏に出会ったのは中学二年生の時でした。中学二年と言えば「中二病」ですよね…笑難しくてカッコイイ曲が吹きたくて、楽譜を買ってはちょっと練習して飽きたら次の曲〜ということを繰り返していました。

実は、「アルチュニアン」と「ベニスの謝肉祭」も難しくてカッコイイ曲集の仲間入りを果たし、そのきっかけとなったのがセルゲイ・ナカリャコフの存在なのです。

彼の音楽と出会うまでは色々な曲を取っかえ引っ変えしていましたが、それからというのは、人が変わったようにスケール練習とタンギング練習に励んだものです。😌💭時間を忘れて練習に夢中になって、合奏に遅刻したり最終下校時刻ガン無視事件を起こしたこともありました…。懐かしい…

長々と昔話を書いてしまいました…。
つまりは、推しの奏者を持つということは自分の課題が整理されるということです。☝️
言わば、参考書!
音楽には正解がないので、自分の音楽がどこに向かって何を目指しているのか、路頭に迷うことがあります。そんな時に、道標となってくれるのが「推し奏者」です!
皆さんにも、「推し奏者」いますか??


次は、ホルンパートむーたんに回したいと思います!

お楽しみに〜