最後の前中指揮者tutti

こんにちは!
ひーちゃんからバトンを渡されました39thベースのさとうです。
「けいなちゃん」なんて呼んでくれる同期はひーちゃんくらいです。
うれしいですね。
実は「さとう」は本名ではありません。
不思議ですね。

まさか本番を2週間後に控え、ブログが回ってくるとは思わず完全に油断していました。
今回は先日の前中指揮者tuttiの写真を交えながら、今シーズンを通して感じてきたこと(特に前中)についてお話ししたいと思います。

実は私、3年の後期は実習のオンパレードで練習にあまり出席できないことが分かっていたので、前中は降りてメインのチャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」に集中しようと思っていました。
ですがOBさん方の「大丈夫だよ、何とかなるって」という粗めのアドバイスや、トップの「乗りたければ乗れば」という他人事のような後押しのおかげで全乗りを決意しました。
実際土曜の練習にしか出れないことが多かったですが、今思えば前中に乗ることができて本当に良かったと思っています。

特にプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」。
演奏中に泣きそうになります。
高校の時に文庫本で読んだことがあるのですが、その時は「ああ、かわいそうだな」くらいにしか思えない想像力の乏しい枯れた女子高生でした。
あれから4年、「ロミオとジュリエット」を音楽から触れていくと、2人の愛し合う思いや両家の怒り、悲しみ、喜びなど登場人物の様々な感情の変化を感じ、私自身も物語に入り込んでしまいます。
先日文庫本を読み直しましたが、曲がBGMとして浮かんできて高校生の時より何倍も面白い物語に感じました。
本番では観客の皆さんが物語に入り込めるよう、感情のこもった泣ける音楽を作っていきたいものです。

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↑tuttiの様子です。みんな真剣ですね。

ボロディンの「イーゴリ公」に関しては・・・
ベースが地味に難しい。
中プロ、メインが「死」に関するもののため、「イーゴリ公」は堂々と「生」をかみしめて演奏したいなぁと思っています。
ちなみに「イーゴリ公」、私の中では髭を蓄えてグレーの髪色をしたダンディーな体格のいい60代のイメージです。
こちらの曲はしっかりと地に足を付けたメリハリのある演奏を目指していきたいです。

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↑パーカッションのめいちゃんがビラをいい感じに映して撮ってくれました。
 今シーズンのビラ、私好みのデザインです。

では最後に宣伝ですよー

【早稲田大学フィルハーモニー管絃楽団 第75回定期演奏会】
2016年 12月25日(日)
13:00開場 13:30開演

会場:杉並公会堂(JR中央線/東京メトロ丸ノ内線 荻窪駅北口より徒歩7分)
指揮:松岡 究

♪ボロディン / 歌劇「イーゴリ公」序曲
♪プロコフィエフ / 「ロミオとジュリエット」組曲(抜粋)
♪チャイコフスキー / 交響曲第6番「悲愴」

全席自由
当日券1000円

Web・電話予約500円
学生・65歳以上無料
(当日、ご身分を証明できるものをお持ちください)
※未就学のお子様のご入場はご遠慮いただいております

当団HP
http://www.wasephil.com/

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それでは次は、メインで1楽章冒頭から大活躍のファゴットのまいこです!
授業にレポートにバイトに日々追われている彼女ですが悲愴にかける思いは人一倍!
よろしく!