ルードヴィヒ

こんばんは、きどりんです。秋の夜更けは悲しいですね。
今宵こそはベートーヴェンの“第二”のCDを紹介したいと思います。

ちなみに…ここで紹介したCDは部室に一定期間
置くようにしてますので、どうぞお聴きください>団員皆様
無断で持ち出すのはご勘弁を。

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クリックありがとうございます。

まず1枚。
【B.ワルター×コロンビア交響楽団…1959年 ソニー ステレオ】
“第一”も併録されてます。
一般的にも評価はとても高いこのディスク、確かに文句の付け所が無いですね。
録音も良く、逞しいけど重くなりすぎない響きは
力強い“青年”ベートーヴェンを感じさせてくれます。
でも2楽章は例外。これは完全にワルター節。
テンポをたっぷり落として甘美に歌っていきます。
82小節目以降のセコバイとチェロの旋律なんてロマンティックだなぁ。
大好きですよ。
あと1楽章のコーダ、335小節目の盛り上がり方。
好きです。
でもこっちは、人によっては明るすぎるって言うかもしれないねぇ。

もう1枚。
【H.クナッパーツブッシュ×ブレーメン・フィル?…1952年 ANDROMEDA? モノラル】
これはクナのベートーヴェン選集に入ってる録音ですね。
とにかくこの4楽章を聴いてみてください。
豪壮。乾坤一擲。会心の一撃。
エネルギーが溢れて、どうしようもない力強さです。
不意にpp部では蟲惑的に響いたりして面白いし。
それにしても、このコーダ、凄まじいですね。
朝比奈隆氏が「エロイカにもこんな凄い音楽は無いですよ」と言った4楽章コーダ。
この演奏はやばいです。足踏みで気合を入れるとは。笑
一度は是非。

いやーベートーヴェンの紹介は難しいです。あまりに趣味が人それぞれだから。
おそらくトスカニーニやアバド、また古楽器(ピリオド)オケのする解釈のような演奏が
お好きな方も多いでしょう。
…僕はそうでは無いので…
ってかそもそも、参照できるベト2のディスク自体あまり持ってないので…すみません。。

それにしてもベートーヴェン、遺書を書いた後にこんな音楽を書くのですから、凄い人ですよね。
気難しい…神経質…鬱屈した性格として伝えられますけど、僕は違うと思います。
本当はものすごく楽観的ですよ。
難聴に貧乏にと、苦悩に苛まれた生涯だったかも知れないけど
「なにくそ!」と思う力が人の百倍はあって、最終的には
苦悩すら飲み込んで笑い飛ばすぐらい、生命力に溢れていたのでは無いでしょうか。
だから。僕みたいな弱い人間には時々辛いですね。笑

駄文失礼しました~